『古事記』・『源氏物語』・『平家物語』から、近年のライトノベルまで、さまざまな時代の文学を、歴史的、文化的背景を視野に入れつつ探究。文学やことばが持つ意味を探究し、現代社会を生きる力を獲得します。
専門教員とともに文学を読み解く
本学科は、京都にある大学の日本文学科として、古典から現代までの文学作品が学べるようすべての分野の専門教員を配置しています。基礎ゼミ、専門ゼミ、講読、特講、フィールドワークなどのスクーリング、テキスト履修、専門教員と個別面談などを通して、さまざまな時代の文学作品を、ことばを軸に読み解きます。
書道や日本語の基礎知識を修得する
用筆法や結構法などの理論や歴史、実技まで、書道の基本的な知識と技術を修得できる体制を用意しています。経験、実績の豊富な教員が指導にあたる実技科目によって、着実に技量を高めていくことができます。また、日本語の専門的な知識が身につきます。音声・音韻・文字表記・語彙・文法など多角的な視点から日本語を分析します。
京都の地に足を運び、作品の背景に迫る
フィールドワーク科目や、スクーリングの前後において、古典から現代までの、さまざまな作品に登場する京都に足を運び、作者や登場人物の心情や歴史的背景に迫ることができます。単なる作品鑑賞や作家論に留まらず、作品の時代背景や成立事情を詳細に学習することで、日本文学の特徴を鮮明に理解していきます。
二段階にわたる丁寧な卒業論文指導
学びの成果は、最終的に卒業論文としてまとめることになりますが、その指導を2段階に分けて丁寧に行っていることも本学科の特色です。指導教員と卒業論文の計画書および草稿のやりとりをしながら、内容を整理。論点を明確にし、表現技術も高めつつ、論文としての完成度を高めていきます。
〈科目名〉 ことばと表現(古典)
※テキスト履修
神原 勇介 講師
小説や漫画、映画やテレビドラマを観る時、ふつうは「ストーリー」に注目するのではないでしょうか。この科目では、作品がどのような「ことば」と「表現」によって支えられているか、という点を詳しく考えます。普通の楽しみ方から踏み込んだ学術的な読解への一歩を踏み出しましょう。
※「教員が語る科目の魅力」の科目情報は2024年度のものです。2025年度以降は変更になる場合があります。
【教員免許状】
【資格】
長い歴史を持ち、文学や思想をはじめとするさまざまな分野ですぐれた伝統を持つ国、中国。世界に誇る伝統文化から、近現代の作品や文化まで、幅広い中国の文学や思想を学ぶことのできるカリキュラムを用意しています。
文字、ことばから中国の文学、社会を考察
中国学科では、現代中国語の基本となる発音や、簡単な文章運用能力、読解力を養成しながら、具体的な作品や文献の研究を進めていきます。中国の文字やことばを取り上げ、意味や成立背景を分析することで、中国の文化や社会についても幅広く考察します。また、日本語との共通点や相違点なども追究し、日本の文化や社会に関しても相対化して考える力をつけます。
世界で知られる文学や文献に触れる
スクーリングの授業では、作品や文献の研究を行います。詩や散文、史書や小説といった古典文学、『論語』をはじめとする諸子の思想、そして梁啓超や胡適など近現代の文章まで、歴史の長さと文化の厚みを持った文学や文化に実際に触れることができます。
古典の文学作品を原文で読むおもしろさを知る
李白や杜甫の詩、司馬遷の『史記』、中島敦『山月記』の元になった古典小説『人虎伝』...歴代の多様な作品を“中国語として”読んでいきます。原文の一字一字を読み解くことによってはじめてわかる、より深いレベルのおもしろさを味わいます。
現代文学の名作を通じて現代中国のリアルに迫る
現代中国の有名な作家には、魯迅、老舎、莫言などがいます。しかし、名作を生み出してきたのは彼らだけではありません。世界中で愛される現代中国の名作を“原文”で読むことにより、現代中国社会の実相や、そこに住む人々の内面に迫ります。
〈科目名〉 中国文学研究基礎2
※スクーリング履修
楊 韜 教授
中国近現代の演劇(話劇)作品や関連研究資料を選読し、内容の要約と批評、翻訳の実践練習を行います。そのうえで、創作手法・人物分析・版本変遷・アダプテーションの実態など、さまざまな要素を共同で議論し、意見を交わします。中国近現代演劇作品に関する初歩的な研究アプローチや分析手法を知り、現代中国語で書かれた史資料に対する一定の読解力および翻訳技能を得ます。
※「教員が語る科目の魅力」の科目情報は2024年度のものです。2025年度以降は変更になる場合があります。
【教員免許状】
【資格】
英米文学や英語学、実用的な英語コミュニケーションまでしっかりと学びます。文学作品だけでなく、映画やミュージカルなどのポピュラーカルチャーも教材として活用します。また英語教育学の専門家のもとで英語の指導方法などを研究していくことも可能です。
英米文学と英語学を深めるカリキュラム編成
英米文学や英語学の概論、実用的な英語コミュニケーションなどの基礎科目から、英米文学と英語学の専門的学習へと深めていきます。また、文学や語学の背景となるイギリスやアメリカの文化を多角的に学んだり、英語教育学や英語の指導方法を学び、中学校・高校の教員免許状を取得したりすることも可能です。
鑑賞だけでなく、人物や時代背景まで読み解く
英米文学研究では、詩、小説、演劇などの文学作品から、映画やミュージカルなどのポピュラーカルチャーまで幅広く扱います。単に作品として鑑賞するだけでなく、描かれた時代背景や場所など、そこに含まれるあらゆる要素まで読み込んでいくことで、作家が描き出そうとした人物や世相を理解していきます。
英語という言葉の構造や運用を学ぶ
英語学では、英語を言語学研究の対象と捉えます。音声学、形態論、語彙論、統語論、意味論、語用論、慣用表現などについての研究を概観し、言葉と文化の問題も考察対象とするほか、比喩による表現方法について学ぶなど、英語という言葉の構造や運用をさまざまな角度から分析します。
専門家集団が徹底サポート
英米学科の教員はプロ集団です。それぞれの専門分野で研究を極め、学会でも活躍する研究者たちがスクーリングからテキスト履修、卒業論文作成まで、トータルに皆さんを教え、指導しますので、安心して学業に打ち込むことができます。もちろん、留学や大学院進学についても強力にサポートします。
〈科目名〉 英米文学講読1
※スクーリング履修
持留 浩二 教授
この授業は、受講生全員で課題となっている文学作品を読み、その作品のメッセージを読み解いていくものとなっています。作品解釈には無限の可能性があり、受講生の皆さんからは常に新たな視点が提供されます。一つの作品について全員でアイデアを共有することで、それまで気づかなかったことに気づく楽しさを味わうことができます。
※「教員が語る科目の魅力」の科目情報は2024年度のものです。2025年度以降は変更になる場合があります。
【教員免許状】
【資格】