社会人が小学校の先生を目指すにあたり知っておきたい基礎知識
社会人になって改めて、小学…
そこで今回の記事では、小学校の先生を目指すにあたり、知っておきたい基礎知識を紹介します。
小学校の先生は、大学で小学校教諭免許状を取得し、教員採用試験に合格すればなれます。社会人から小学校の先生になる方も少なくありませんので、遅いということはありません。
実際に社会人から小学校の先生になった方の声も紹介しますので、参考になさってください。
小学校の先生になるには、まずは大学で小学校教諭免許状を取得する必要があります。そのうえで、各自治体や私立小学校がおこなう教員採用試験を受け、合格すれば実際に先生として活躍できます。
免許状取得までと、小学校の先生として採用されるまでの一般的な流れは次の通りです。
あくまで記事で紹介するのは一般的な流れですので、詳細は必ず受験する自治体・私立小学校のスケジュールをご確認ください。また、①と②を同時進行で進め、卒業・修了の翌月から先生として活躍することも可能です。
■免許状取得までの流れ 1、小学校教諭免許状を取得可能な大学へ入学
2、単位の修得
3、教育実習・介護等体験を終える
↓
4、卒業・修了=免許状取得
■小学校に採用されるまでの流れ 公立の小学校の場合:都道府県や政令指定都市の教育委員会が実施する教員採用試験に合格する必要があります。
私立の小学校の場合:学校法人等が行う採用試験等に合格する必要があります。
※取得見込みでも採用試験の受験が可能な場合もあります。
一例)公立校の採用までの流れ
1、5~6月:願書提出
2、7~8月:教員採用選考試験の受験(試験は2回)
3、10月:合格発表
↓
4、翌年4月より小学校の先生として活躍
出典:「教員免許状に関するQ&A」(文部科学省)(2023年3月16日に利用)
小学校教諭免許状は3種類あり、大学の種類によって取得できる免許状が違います。それぞれの違いを知り、自分に適した免許状の取得を目指しましょう。
ちなみに、各免許状において指導可能な範囲に違いはなく、小学校の先生として同じように児童を指導できます。
小学校教諭一種免許状(4年制大学卒業相当) 初等教育教員養成課程を持つ4年制大学で「教科及び教職に関する科目」などについて所定の単位を修得し、卒業すれば取得できます。もっとも一般的であり、取得を目指す人が多い免許状です。
小学校教諭二種免許状(短期大学卒業相当) 短期大学にて、所定の単位を取得し、卒業すれば取得できます。また、4年制大学でも取得は可能です。
小学校教諭専修免許状(大学院修士課程修了相当) 小学校教諭一種免許状取得に必要な所定の単位を修得のうえ、大学院修士課程にて、所定の単位を修得し、修了すれば取得できます。
一般的にはあまり知られていないのですが、実は通信教育課程(通信制)の大学でも教員免許状の取得が可能です。
特に社会人の方には次の4つのメリットから、通信制の大学での免許状取得がおすすめです。以前の記事でも紹介しておりますので、そちらも合わせてご参照ください。
メリット1:場所や時間に縛られず働きながらでも学べる オンライン授業が増えているので学校にほとんど通わずに免許状を取得することも可能です。時間に制約のある社会人にとってはもっとも重要なポイントでしょう。
※ただし、教育実習・介護等体験の期間は注意
通信制の大学でも教育実習の期間4週間、介護等体験の期間1週間は通学制の大学と同じく必須です。まとまった休みを取らなければならない期間は必ずあるので、ご注意ください。
メリット2:既に4年制大学を卒業済みの場合、必要単位の修得のみでいい 既に4年制の大学を卒業済みの方は、必要単位の修得のみで「小学校教諭一種免許状」を取得できます。また、短期大学卒業済みの方は、必要単位の修得のみで「小学校教諭二種免許状」を取得できます。
ちなみに、短期大学卒業済みの方が「小学校教諭一種免許状」を目指したい場合、4年制大学の卒業資格も同時に取得するという方法で可能です。詳しくは、各通信制大学の入学要項をご確認ください。
メリット3:最短2年で免許状取得が可能 4年制大学卒業済みの方が「小学校教諭一種免許状」を取得する場合も、短期大学卒業済みの方が「小学校教諭二種免許状」を取得する場合も、いずれも最短の必要期間は2年です。また、短期大学卒業済みの方が、4年制大学の卒業資格取得と同時に「小学校教諭一種免許状」の取得を目指す場合も、同じく最短の必要期間は2年となります。
メリット4:学費も通学制の大学に比べて抑えられる 免許状取得までの費用は在学期間、選ぶ課程・コースにより変わりますが、いずれも通学制の大学と比べると大幅に費用を抑えられます。佛大通信における学費の詳細は、下記webサイトでご確認ください。
・社会人が小学校教諭免許状の取得にあたって知っておきたいポイント
・社会人でも学びやすい 佛大通信での小学校教諭免許状取得における特色
採用試験の実施時期や内容は公立の場合は各都道府県や市、私立の場合は各学校によってさまざまです。3~4月よりホームページに募集要項が掲載されますので、採用試験を受けたい学校の募集要項を必ずチェックしましょう。
佛大通信では、社会人で免許状を取得し、その後、採用試験に合格して先生として活躍されている方が多数いらっしゃいます。最後に、実際に小学校の先生へキャリアチェンジされた方の声を紹介しますので、こちらも参考になさってください。
※下記、卒業生の声は取材当時の内容です。
佛教大学通信教育課程における小学校教諭免許状取得の詳細については、下記webサイト、記事もご参照ください。
佛大通信では「現場で活躍できる教員の養成」を第一に、入学から教員免許状取得まではもちろん、教員採用試験へのサポートもおこなっています。
教員、事務局スタッフ、サポートスタッフなど、通信教育課程の大学においてもさまざまなスタッフが在籍しており、学習の疑問に答える体制を整えています。
小学校教諭免許状取得課程
社会人が小学校教諭免許状の取得にあたって知っておきたいポイント
社会人でも学びやすい 佛大通信での小学校教諭免許状取得における特色
今回の記事では、社会人が小学校の先生を目指すにあたり、知っておきたい基礎知識を紹介しました。
小学校の先生になるには、大学で小学校教諭免許状を取得し、教員採用試験に合格する必要があります。まずは「免許状取得までの流れ」「小学校に採用されるまでの流れ」を理解しておくことが大事です。
また、小学校教諭免許状の種類は3つあります。それぞれの違いを知り、自分に適した免許状の取得を目指しましょう。
さらに、あまり知られていませんが、通信教育課程(通信制)の大学でも教員免許状の取得が可能です。特に、時間に制約のある社会人の方には、通信制の大学での免許状取得がおすすめです。
社会人から小学校の先生を目指すのに、不安を感じている方もいるかもしれません。しかし、佛大通信の卒業生には、社会人としてのさまざまな経験を活かし、小学校の先生として充実した日々を送られている方がたくさんいらっしゃいます。
今回ご紹介した基礎知識と卒業生の声も参考に、本格的に小学校の先生を目指すかどうか、改めてじっくり考えてみてください。