20年越しの夢を叶え、聾学校の教員に

教育学部/卒業生
教育学部教育学科 2019年3月卒業
香川県在住

取得できる資格の多さや信頼度の高さが決め手に

高校の時、聴覚障がいをお持ちの方に道を尋ねられたのですが、手話がわからず、何も答えられなくて。その方の落胆された表情がずっと心残りでした。その出来事が特別支援教育に関心を抱くきっかけとなりました。
しかし、大学受験の失敗と経済的理由から専門学校に進むことになり、保育士としての道を歩き始めました。その間も教員になりたい気持ちはずっと残っていて、とうとう保育士16年目に「一生に一度のことだから行きたい方向に進もう」と一大決心。翌年に保育所を退職して教員免許状を取得することを決めました。
佛大通信を選んだのは、大卒資格と小学校教諭一種、特別支援学校教諭一種の教員免許状、学校図書館司書教諭資格が取得できたから。それに、多くの卒業生が教員として活躍されていることを知っていたのでその信頼度の高さや、取り寄せた大学案内にあった「明日の、その先へ」というフレーズや私と同年代の方の輝く表情の写真が心に響いたことも理由です。

学びを通じて子どもへの思いを再認識

一人で勉強を進めることに大変さも感じましたが、インターネットでリポートを提出できたり、電話で質問ができたり、サポートが万全で助かりました。印象に残っているのは卒業論文です。たくさんのことを調べて、文章を推敲することで、テーマについて深められ、理論立てて文章をまとめる力を磨くことができました。
保育士時代、子どもとの接し方に疑問やジレンマを感じていたのですが、一人ひとりに合わせて支援を行う特別支援教育について学ぶことで、私がやりたいことはこれだと気づきました。現在は聾学校に勤務しています。
佛大通信での学びが、教育現場に立つ夢を叶えてくれたのだと感謝しています。

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