以前から仏教に興味があり、いろいろと本を読んでいましたが、仏教とは何か、という回答を得られませんでした。そんなとき、両親の墓参りで訪ねた寺院で佛教大学通信教育課程のことを知り、この際、思い切って大学で仏教を学んでみようと思い立ちました。娘が高校に入学したのを機に、父親の勉強する姿を娘に見せようという思いもあって入学を決意しました。
釈尊の教えは八万四千あるといわれますが、私たちが仏教に対して抱くイメージも様々です。釈尊は、「いかに生きるか」を追い求め仏教が出来上がったのだと思います。大学での勉強をとおして、釈尊や法然上人が私たちに伝えたかったことが、なんとなく分かってきたような気がして、人はいかに生きるべきか、自分自身がいかに生きるか、を考えるようになりました。
はじめは、僧侶を目指す方たちの中へ入って勉強するのかなあと思っていましたが、私と同じサラリーマンや農家の方、主婦など、お寺とは関係のない方が多く、安心しました。チャンスがあれば、僧侶の資格を取ってみたいと思います。
仕事を続けながらの勉学は、なかなかはかどりませんが、何年かかっても卒業までたどり着きたいと思っています。