高校の一般職員として勤務していた際、間近で先生方の教育への情熱と、生徒たちが真摯に学ぶ姿を見て、佛大通信への入学を決めました。⾧崎県に住む私が佛教大学に入学を決めたのは、高等学校「情報」の教員免許状が取得できる数少ない大学だったから。一般職員でしたが、生徒から“先生”と呼ばれていたので、その呼び名にふさわしいよう教員免許状を取りたいという思いがあったんです。教員免許状を取得するために必要な科目を履修する中で、「教育とは何か」という根本的な部分を、正面から考える機会になりました。
訪れる機会がなかった京都にある大学というのも決め手のひとつ。対面スクーリングで現地に行く機会もありますから。スクーリングではその分野の専門家である先生から学ぶことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。
教員免許状への関心から入学しましたが、今は社会学のあらゆる分野を学ぶことに魅力を感じています。社会学のほか、学部(本科)生の必修科目「ブッダの教え」が、印象に残っています。私は仏教徒ですが、仏教についての知識はまったくありません。この授業で仏教がどのような宗教なのか、ブッダはどのような人物だったのかを知ることができ、教養としての学問の面白さを感じました。佛大通信に入らなかったら、触れることのなかった分野です。
問いを立てる、調べる、解決するという、学びの真髄に触れられたことは、佛大通信での大きな収穫です。また、学び続けたいという気持ちをもって、さまざまな年代の人が学んでいることも励みになります。マイペースに学んでいますが、めざすのはやはり卒業。でもその先も学ぶことは続けていきたいと思います。学びは人生の刺激ですから。