卒業できた自信を福祉の仕事に活かしたい

社会福祉学部/卒業生
社会福祉学部社会福祉学科 2017年9月卒業
石川県在住

介護と仕事の負担で一度はあきらめかけた

父が介護認定を受けたのをきっかけにそれまでの仕事を辞め、特別養護老人ホームで介護職として働き始めました。仕事にはやりがいがあり、専門知識も経験もある若いスタッフたちに一日も早く追いつきたいと思うようになりました。そんな時、同じ職場のケアマネジャーが学んでよかったから、と薦めてくれたのが佛教大学通信教育課程でした。
スクーリングはしっかり受けようと施設長に相談し、2年分の履修計画を立てて臨みました。しかし、一人で学ぶテキスト履修になると、父の介護が大変でなかなか進みません。勉強はほとんど中断したような状態のまま父が他界すると、今度は緊張の糸が切れたのか、勉強する意欲を失ってしまいました。
そんな時、助けになってくれたのが、学友会活動でした。活動を通じて皆さんが「あきらめずに頑張ろう」と声をかけてくれたおかげで、何とか再開する気持ちになれたのです。ほぼ4年分のテキスト履修に集中的に取り組み、無理のない学習計画かどうかを大学職員の方に時折チェックしてもらいながら、2年弱ほどで単位を修得。仕事をしながら学ぶと、勉強した知識をすぐ実践でき、知識の定着に役立つというメリットも感じました。

経験のない大きな仕事にも積極的に取り組む

あきらめることなく勉強を継続し、卒業という目標を達成できたことは大きな自信につながりました。達成できそうもない大きな目標でも、一つひとつ小さなゴールを積み重ねていけばいつかはそこにたどり着くという確信を得ることができました。障がい者作業所の運営を任されたときには、経験がなくても挑戦する勇気を持つことができましたし、現在は、新たな目標に向かって躍進したいという思いです。佛教大学との出会いから始まったご縁を大切にしながら、自分の人生を一歩一歩前に進んでいきたいと思います。

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