大学時代は経済学部に在籍し、子どもの頃から漠然と夢見ていた教員も将来の選択肢に、教職課程を履修していました。ところが、就職活動が忙しくなり、断念してしまったのです。卒業後は銀行に就職しましたが、やりがいを感じられず、興味のあった飲食店に転職したものの、どこかに教員になりたい気持ちがくすぶり続けていたことから、改めてチャレンジを決意。働きながら教員免許状を取得できる方法を調べる中、佛教大学の通信教育課程を見つけ、入学を決めました。
入学当初は一人で勉強を進めることに苦労していましたが、教育実習に行ったことでモチベーションがアップ。一日でも早く現場に出たいと、小学校に勤務しながら教員免許状取得をめざせる常勤講師に登録したところ、すぐに採用が決まったのです。その両立でよかったことは、履修科目を通じて、自分が行っている授業がなぜ必要なのか理論を学べたこと。理論があって初めて指導方法を工夫できることを実感しました。さらに、スクーリングの授業で教員をめざす仲間に出会い、いろいろな話ができたことや困ったときは大学に気軽に相談できたことも教員免許状取得の大きな力になったと思います。
まわり道はしましたが、2つの仕事で得た経験は生徒と将来について話をしたり、保護者と接したりするうえで役に立っています。
教員としては、生徒が私の話に懸命に耳を傾け、時には涙を流しながら理解してくれ、成長していく姿をそばで見守れることが何よりの喜びであり、やりがいを感じます。
通信教育課程での学習は孤独な戦いでもあり、くじけそうになるときもあると思いますが、佛教大学ならサポートが手厚く、心強いので、乗り越えられるはずです。教員になる夢をぜひここで叶えてください。