中学の3年間不登校だった私は、全日制の高校へ進学するも馴染めず、通信制高校へ転校し、卒業後は大学で心理学を専攻しました。人生の転機となった通信制高校時代にお世話になった教員を目指して、高等学校教諭1種「地理歴史」免許状取得課程に入学しました。
学友会は通信教育課程に在籍する全学生によって組織されていて、全国10ブロックに43支部があります。私は、京都南支部の副支部長を務めています。主に学習会の運営をしていますが、他にもオリエンテーションやガイダンス、個別学習相談、懇親会なども行なっています。通信教育は一人で黙々とやるものというイメージがありますが、決してそんなことはありません。学習会などを利用して情報交換や励まし合いをするなど、自分の動き方次第でいくらでも学友を見つけることができます。
現在、子どもたちの「自信」を育むNPOスタッフをしているのですが、先日仕事でかかわった高校生が「こんなしっかり話を聞いてくれる大人は初めてでした」と言っていたのを耳にしました。核家族化で近所づきあいも希薄なこの時代、話にじっくり耳を傾けることで生徒と適度な関係性を築くことができる教員になることが目標です。