社会人が小学校の先生を目指すにあたり知っておきたい基礎知識
社会人になって改めて、小学…
東京・山梨支部、神奈川支部 合同教科学習会開催報告
学友会神奈川支部
学友会東京・山梨支部、神奈川支部主催の教科学習会が、2017年5月27日(土)・28日(日)の2日間にわたり、今年も東京の「浄土宗大本山増上寺 増上寺会館」で開催されました。
学習会には昨年を10名上回る47名の参加者があり、大変盛況でした。
講師は仏教学科の並川先生、日本文学科の榎本先生です。
<仏教学科分科会> 並川孝儀先生 ~仏教とはいかなる宗教か~ <日本文学分科会> 榎本福寿先生 ~古事記の世界~
並川先生の講義では、複数形のブッダ(悟りを得た人)と単数形のブッダ(お釈迦様)についてや、仏教は時代や地域とともに変容していく姿など、興味深い話題が豊富で、仏教の奥深さを教えられました。
榎本先生の講義のテーマは『古事記』。古事記の物語が中国における古典の伝奇小説や志怪小説などを参考に書かれていることや、これが古事記・中巻の天皇の世界を覆っていることなど、あらすじでなんとなく知っているのとは全く異なり、古典のおもしろさを学びました。
並川先生のメッセージは、学問を通して「おもしろさ」を見つけて欲しい。そこに到達するには基礎の知識が大切だが、身に着けるのはとても苦しい。それを乗り越えてほしい、とのこと。
榎本先生のメッセージは、「学」とは他人とのかかわりであり、一人で学はできない。多くの仲間と学んでください、とのこと。
先生方による面接講義を受講し多くを学び、懇親会で先生方と学友の懇親を深めることができました。普段は個人学習が主体の通信生にとって、充実した2日間となりました。