社会人が小学校の先生を目指すにあたり知っておきたい基礎知識
社会人になって改めて、小学…
北関東支部教科学習会開催報告 学友会北関東支部
北関東支部主催の教科学習会が、2月11日(土)埼玉教育会館で開催されました。
以前は一泊二日の日程で行なっておりましたが、昨年より土曜日午後の集中講義という形に変更し、より多くの方の参加を募る方法で開催しています。
学習会には23名の参加をいただき、大変盛況な教科学習会となりました。
講師には歴史文化学科の渡邊秀一先生をお招きし、「近代日本の風景観と武蔵野」と題された風景観に関する哲学的な内容と、江戸時代より続く「八景」―関東の一都六県を中心に―に関しての考察をご講義いただきました。
風景の見方について、武蔵野を題材とし国木田独歩の「武蔵野」以降とそれ以前の「風景」の見方の違い、つまり定型化した「型」として捉える風景と自分の内面を通してして見る風景の二通りがあり、感情に左右されるとの事でした。
また江戸時代より続く名所旧跡の「○○八景」についても、古い型を壊しつつ、現在でも新しい視点からより現代的な八景が作られているというお話でした。
最初は哲学的お話のためか、たいへん静かな雰囲気の会場でしたが、なんとか理解しようと参加された方々は真剣そのものでした。その後、武蔵野という地元のお話という事もあり、和気藹々のうちに学習会は終了し楽しい講義となりました。
講義後の懇親会も23名中14名参加いただき、先生、学習サポーターを含め16名となり、講義内容についてもより詳しい討論会の様子を呈するなど、より充実した場となりました。