佛教大学通信教育課程

通信教育クロストーク

2018年04月23日
学習体験記 歴史文化学科卒業生(A.Mさん)

歴史学部 歴史文化学科 芸術文化コース 卒業生

はじめに

 私は、数年前より、美術館で月に数回、作品解説のボランティアをしております。美術館には世界中の多くの作品が常設展示されていて、また特別展も開催されますが、私自身は解説する作品以外は全く分からず、もっと知りたい、勉強したいという気持ちが以前から強くありました。
 そうした時、知人から佛教大学通信教育課程での博物館学芸員の資格取得をお勧め頂きまして、3回生に編入学しました。
 約30年ぶりの大学生活でしたが、限られた時間で真剣に学べたと思います。私が学習方法で感じた事など、少しでも参考にして頂けたら幸いです。

スクーリング

 最初は、年齢的な事など、若い人達の中に入れるかなぁと大変不安でした。しかし意外にも、スクーリングは少人数で学びやすく、私より年輩の方々もたくさんおられ驚きました。また、私は大津市という近い所に住んでいますが、はるかに遠い日本中から学びに来られている事を知り、皆さんすごいなぁと本当に尊敬しました。
 すぐに東京から来られている方とお話しがはずみ、先に入学されていたため、親切にいろいろ教えて下さり、不安は無くなりました。皆さんとも親しくなり、毎回楽しく学ぶことができました。
 先生方の講義は、内容たっぷりで、私にとってはスピードも速く、知らない事が多かったため、最初はついていくのに必死でした。しかし、大変勉強になり、吸収する私の頭が追いつき始めると、少し賢くなったなぁと自分でも感じて、すごく嬉しくなりました。
 時間がありましたら、先に予習しておいた方が、私のようについていくのに精一杯という状態にならなくて済みますので良いと思います。少し知っているのと、初めて聞く言葉や内容とでは理解力が違ってきますので、是非予習をお勧めします。

テキスト履修・試験

 私は、経済的にも時間的にも余裕が無かったので、はじめから2年間で卒業しようと決めていました。その為、しっかり計画を立てなければと思い、最初に頂いた学習計画表を大いに活用しました。いつもそばに置き、毎日のようにチェックして気持ちが緩まないように努めました。それでも、スクーリングのリポート提出などと重なったり計画通り行かず、ずれてしまうこともありました。
 私の場合、博物館関連の科目もあり大変忙しかったのですが、学習計画表に則って次々リポートを提出し試験を受け、何とか必要な単位が修得できたので良かったです。本当に月別学習計画表の活用は、学習を進めていくのにとても効果的だったと思います。
 また、試験についてですが、私にとって、この試験問題の答えを想定して文章を作る作業が、一番学力がつきました。通信教育の良さでもありますが、自分でテキストを理解して原稿を作り、さらに暗記する事は、記憶力が衰えている私には大の苦手な作業でしたが、文章を録音して聞いたり色々工夫しました。毎回試験終了後には落ちこみましたが、全部合格点を頂けたので、後でいつもホッと安堵していました。

卒業論文

 卒業論文に関しては、入学して半年程で論文テーマを決める予備調査がありますが、私の場合、スクーリングで学ぶことすべてに興味がわき、何について研究したいのか、まだ絞れていませんでした。それで早速、指導教員の小野田先生に面接指導をお願いしました。この論文指導面接が、卒論作成における本当に重要なポイントとなりました。先生により、私の本当の意味で興味があり、研究すべき分野を導いて頂きました。
 私は、子どもの頃から両親に連れられ、よく仏像などの御開帳に行くことが多く、大人になっても大好きで、その面接の折にも、小野田先生に最近50年に一度御開帳の文殊菩薩を四国まで見に行った事や、青不動の御開帳が良かったなどお話ししていました。すると、先生より出開帳について教えて頂き、江戸出開帳に関する論文などを調べることになりました。
 こうして、私の卒業論文における研究対象が決まりました。主人と共に、御開帳中の長野の善光寺や、嵯峨の清凉寺等にお参りして、実際に御本尊にもお出会いしました。
 その上、論文作成を進めていくうちに、今まで理解していなかった実家の宗派についても知る事が出来ました。実家には、毎年本山の大念佛寺から「にょらいさん」と呼ばれる御回在があり、御本尊の十一尊天得如来の掛け軸が檀家を回っていました。でも、平日の昼間の為、私はほとんど参加せず、大念佛宗の「にょらいさん」が出開帳であったことにも気付いていませんでした。
 この発見は、私にとってすばらしい出来事でした。小野田先生との面接のお蔭で、卒業論文の方向性だけでなく、実家の宗教のルーツまで知る事が出来ました。たいへん感謝しております。こうしたことから、論文面接指導はできるだけ早く受けた方が結果的に良い方向に進むと思います。

終わりに

 この度、無事に卒業することができ、博物館学芸員資格取得も叶いました。本当に有難うございました。この大学にご縁を頂いて、本当に良かったと思います。そしてまた、時間と経済的な余裕ができましたら大学院にも進級したいと願っています。前にも増して学びたい、向上したい気持ちが強くなりました。大変お世話になりました。

~プロフィール~
2014年4月 佛教大学歴史学部歴史文化学科芸術文化コース3年次編入学
2016年3月 同卒業

(佛大通信2017年12月号より)

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