佛大大学院ガイド2020HP用
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仏教学専攻POINT修士課程/博士後期課程通学課程通学課程通信教育課程修士課程/博士後期課程教学思想・教理史から、信仰・実践論にいたるまで浄土宗学・浄土教学研究のさらなる展開と深化をめざしています浄土学研究の領域でははじめに浄土教学そのものの特質を明らかにし、仏教学はもちろん、関連分野とも比較して学際的に浄土学を位置づけ、浄土学研究方法を示します。同時にインド・中国・日本の仏教を通観する研究眼を養い、とくに浄土教の流れや諸相を正しく把握して、インドに発生し中国と日本において熟した阿弥陀仏信仰に関する理解のもとで、純粋浄土教の研究のさらなる展開と深化をめざします。原典研究と資料の吟味には徹底を期し、教学・教理・思想はもちろん、信仰実践論にいたるまで幅広い研究分野と研究方法を培って学生の研究指導に取り組む指導を行います。専門の知識を高度に養いながら、仏教文献の解読や思想の分析を中心とする仏教研究を推進しています2500年前の古代インドに誕生した仏教は、アジア各地のさまざまな文化と融合して変容をとげながら、それぞれの地に膨大な量の仏教文献を残しました。仏教学研究の領域においては、修士課程で経典や律典といった仏教聖典、あるいは仏教思想家の著作などのアジア各地に残された仏教文献を解読し、その思想を分析することを中心に取り組みます。また博士課程では文献を選んで指導教員のもとで解読研究を行い、その思想を分析して各自の言葉で論述することが基本となります。多様に展開・表現された仏教文化を通じて、永遠なるものを求めてやまない「人間」の姿を学びます仏教文化研究の領域では、日本を中心としつつ、アジア全般にわたる広い視野から「文化現象としての仏教」を研究します。経典注釈、歴史記録、文学作品などの文献資料や、絵画、仏像・神像などの美術資料、あるいは習俗や民間的な祭祀、行事などの民俗資料を対象に、思想史、文化史(美術学・書誌学)などの方法論を駆使して、仏教学、宗教学、歴史学、国文学、民俗学などに限定されない領域横断的な関心と視野の中で究明する知の実践が特徴です。永遠なるものを希求していく「人間」の営みを学びます。2005年7月31日、京都を中心とした宗教系大学の大学院においてそれぞれの宗教や宗派の特色ある教育プログラムを展開する中で、研究上の相互交流を図ることを目的として、「京都・宗教系大学院連合(Kyoto Graduate Union of Religious Studies 略称K-GURS)」が設立されました。2006年度より加盟大学間での単位互換制度を発足し、各自の研究活動における専門領域を広げるため、また専門分野以外の拡充や補完、または専門分野との比較研究を深めることが可能となり、本学も加盟校として文学研究科が参加しています。京都・宗教系大学院連合(K-GURS)単位互換制度について・K-GURSの履修上限は年間4単位。この単位は本学の年間の履修登録上限単位には含めないものとします。・修了要件充足年度以後に単位互換制度の履修登録を行った場合は、「大学院学費納付規程」第7条の「当該 年度の科目履修がなく」に相当しないものとして、年間の学費納入が必要となります。・通学課程文学研究科修士課程在学生のみ、科目履修による単位認定を行います(同文学研究科博士後期課 程在学生の履修は可としますが、単位の認定はできません)。・履修単位は関連科目としての認定を行います。・単位の認定時期は、履修年度末となります。大谷大学大学院 文学研究科 皇學館大学大学院 文学研究科 高野山大学大学院 文学研究科 種智院大学 人文学部 同志社大学大学院 神学研究科花園大学大学院 文学研究科 佛教大学大学院 文学研究科 龍谷大学大学院 文学研究科/国際文化学研究科/実践真宗学研究科受講について期間内に履修登録手続きを行った科目について受講が可能となります(ただし、受講生数が多数となった場合は各大学において選考が行われる場合があります)。K-GURS ホームページ以上、8つの大学院および大学で構成。履修上限単位数単位認定http://www.kgurs.jp/参加大学院および大学インド・チベット・中国・日本の仏教、および法然教学・浄土学、仏教文化に関する高度な専門的知識と研究能力を持つ人材を養成します。5

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