佛教大学通信教育課程[大学案内2025]DB用
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非文字資料の読み解き方を知るフィールドワークのスキルを身につけるテキスト履修八木 透 教授〈科目名〉民俗学I考古学・地理学コースI芸術文化コースI民俗学・文化人類学コースI京都学コース歴史学部17※フィールドワークに相当するオンライン授業を実施。神話や伝承を読み解き、人々の暮らしを知る民俗学と、生活世界の動態から文化の意味を考える文化人類学。考古学・地理学・民俗学・文化人類学・芸能史など、あらゆる研究方法を駆使し、世界的にも稀有な千年の古都、京都について考えます。【資格】●博物館学芸員●社会教育主事(任用資格)●図書館司書●学校図書館司書教諭●学校司書教育研究上の目的と3つのポリシー遺跡や遺物から歴史を探る考古学、地理的環境に着目し、地図などを用いて地域に迫る地理学。いずれも現地へ赴く機会の多い学問です。日本に加え、広くアジア地域に残る仏像や絵画が対象です。文献史料の読解、および実際に作品に触れるためのフィールドワークも行います。【教員免許状】●中学校「社会」●高等学校「地理歴史」●高等学校「公民」●特別支援学校歴史学科が主に文献史料を用いるのに対して、歴史文化学科では考古遺物や古地図、地理的環境、民俗行事、祭礼、伝説、神話、あるいは能狂言や歌舞伎といった芸能、そして仏教美術など、文献に残されない非文字資料を主要な素材として、歴史を探っていきます。多様な文化のあり様を学ぶことで、人類の文化の本質的な意義を理解していきます。対象となる地域の建造物、さらには風景までを学問的な立場から総合的に考察するなど、現地に臨み、実際の非文字資料や行事に接するフィールドワークの方法を学びます。自分の足で歩き、さまざまなものを見て、地元の方々からお話を聞いて、考え、感じる行為であるフィールドワークのスキルを身につけることで、より学びが深まるはずです。民俗学は古い昔のことを調べる学問だと思っている人が多いのではないでしょうか。そのような認識は誤りです。民俗学は過去を探る学問ではありません。民俗学の目的は、現代に生きる私たちの日常生活の中の文化について知ることであり、さらに私たちの未来のくらしについて考えることにあります。考古遺物、古地図、民俗行事など文献に残されなかった資料をフル活用して歴史を探ります。フィールドワークを重視しながら、考古学・地理学、民俗学・文化人類学、芸術文化、京都学の4つの視点で人々の営みを学びます。学びのポイントコース紹介取得できる教員免許状・資格教員が語る科目の魅力文献に残されなかった人々の営みを探究歴史文化学科

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