専門教員とともに文学を読み解く書道や日本語の基礎知識を修得する京都の地に足を運び、作品の背景に迫る二段階にわたる丁寧な卒業論文指導テキスト履修神原 勇介 講師〈科目名〉ことばと表現(古典)文学部13【資格】●博物館学芸員●社会教育主事(任用資格)●図書館司書●学校図書館司書教諭●学校司書教育研究上の目的と3つのポリシー【教員免許状】●中学校・高等学校「国語」●高等学校「書道」●特別支援学校京都にある大学として、古典から現代まで、さまざまな時代の文学作品が学べるよう専門教員を配置。基礎ゼミ、専門ゼミ、講読、特講、フィールドワークなどの学びや、専門教員との個別面談などから、ことばを軸に文学作品を読み解きます。用筆法や結構法などの理論や歴史、実技を修得できる体制を用意し、実技科目は経験、実績豊富な教員が指導にあたります。日本語の専門的な知識が身につくほか、音声・音韻・文字表記・語彙・文法など多角的な視点から日本語を分析します。古典から現代まで多くの作品に登場する京都に、フィールドワーク科目などで足を運び、作者や登場人物の心情、歴史的背景に迫ります。作品鑑賞や作家論に留まらず、作品の時代背景や成立事情を学習することで、日本文学の特徴を鮮明に理解していきます。学びの成果を卒業論文としてまとめます。その指導を二段階に分けて行っていることも本学科の特色です。指導教員と卒業論文の計画書および草稿のやりとりで内容を整理。論点を明確にし、表現技術を高め、論文としての完成度を高めていきます。■『古事記』と『日本書紀』におけるスサノオ像■『源氏物語』紫の上について−紫の上の「幼さ」に込められたもの−■命令形式に後接する大阪方言の終助詞ヤ・ナについて■森鴎外『高瀬舟』から考える人間の生と死の意味小説や漫画、映画やテレビドラマを観る時、ふつうは「ストーリー」に注目するのではないでしょうか。この科目では、作品がどのような「ことば」と「表現」によって支えられているか、という点を詳しく考えます。普通の楽しみ方から踏み込んだ学術的な読解への一歩を踏み出しましょう。『古事記』・『源氏物語』・『平家物語』から、近年のライトノベルまで、さまざまな時代の文学を、歴史的、文化的背景を視野に入れつつ探究。文学やことばが持つ意味を探究し、現代社会を生きる力を獲得します。学びのポイント卒論のテーマ取得できる教員免許状・資格教員が語る科目の魅力上代から現代まで、幅広く文学を学ぶ日本文学科
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